JavaScript インクリメントとデクリメントの使い方

インクリメントデクリメントの使い方について解説します。

インクリメント(++)とデクリメント(–)は、変数の値を1増やす(または1減らすことができる演算子です。

目次

インクリメント演算子(++)とデクリメント演算子(–)の使い方

 インクリメント演算子(++)とデクリメント演算子(–)を使用することで、変数の値を1増やす(インクリメント)または1減らす(デクリメント)ことができます。

x++;

x–;

例えば、以下のように、変数xの値を1増やすことができます。

let x = 10;
x++;
console.log(x); // 11

また、以下のように、変数xの値を1減らすことができます。

let x = 10;
x--;
console.log(x); // 9

 このように、インクリメント演算子は変数の値を1増やす、デクリメント演算子は変数の値を1減らすという基本的な使い方があります。

前置演算子と後置演算子の違い

インクリメントやデクリメントは、前置演算子(++x、–x)と後置演算子(x++、x–)の2つの使い方があります。

  • 前置演算子は演算子を使用する前に変数を操作します。
  • 後置演算子は演算子を使用した後に変数を操作します。

例えば、以下のように前置演算子を使用した場合、

let x = 10;
console.log(++x); // 11

以下のように後置演算子を使用した場合、

let x = 10;
console.log(x++); // 10

このように、前置演算子と後置演算子では、演算子を使用する前後で変数を操作するタイミングが異なります。

インクリメントとデクリメントを使ったforループ

 インクリメント演算子++とデクリメント演算子--を用いたforループは、特定の条件下で便利なコーディングパターンとなります。

 forループにおいて、変数の値を1ずつ増やしたり減らしたりすることができるのがインクリメント演算子++とデクリメント演算子--です。これらをforループの条件式に組み込むことで、変数の値を制御しながらループ処理を行うことができます。

インクリメントを用いたforループの例

以下は、インクリメント演算子++を用いたforループの例です。

for (let i = 0; i < 10; i++) {
  console.log(i);
}

このコードでは、iを初期化して0から始め、iが10未満である限り、iを1ずつ増やしながらループ処理を行います。ループの結果、0から9までの数値が順にコンソールに出力されます。

デクリメントを用いたforループの例

以下は、デクリメント演算子--を用いたforループの例です。

for (let i = 10; i > 0; i--) {
  console.log(i);
}

 このコードでは、iを初期化して10から始め、iが0より大きい限り、iを1ずつ減らしながらループ処理を行います。ループの結果、10から1までの数値が順にコンソールに出力されます。

インクリメントとデクリメントを使ったforループの応用例

以下は、インクリメント演算子++とデクリメント演算子--を組み合わせた応用例です。

for (let i = 0, j = 10; i < j; i++, j--) {
  console.log(`i: ${i}, j: ${j}`);
}

 このコードでは、変数iを初期化して0から始め、変数jを初期化して10から始めます。そして、ijより小さい限り、iを1ずつ増やし、同時にjを1ずつ減らしながらループ処理を行います。

 ループの結果、以下のように変数iと変数jの値が交互に出力されます。以下が出力結果です。

i: 0, j: 10
i: 1, j: 9
i: 2, j: 8
i: 3, j: 7
i: 4, j: 6

 このように、forループの条件式に複数の変数を指定し、それらを制御しながらループ処理を行うことができます。

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まとめ

インクリメントとデクリメントについてまとめます。

  • インクリメント演算子(++)は、変数の値を1増やす
  • デクリメント演算子(–)は、変数の値を1減らす
  • 前置演算子と後置演算子では、演算子を使用する前後で変数を操作するタイミングが異なる。

インクリメントやデクリメントを使用することで、繰り返し処理などで変数を簡単に操作することができるので、非常に便利です。

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