JavaScriptでPromiseの非同期処理を同期して処理する方法について解説します。
非同期処理をループ処理する方法はありますか?
Promiseやasync/awaitを使用することで非同期処理をループ処理することができます。
非同期処理のループ処理方法
JavaScriptは非同期処理が基本的になっており、ループ処理も非同期的に行う必要があります。そのため、通常のfor文やwhile文では非同期処理を行うことができません。
代わりに、Promise
やasync/await
を使用することで非同期処理をループ処理することができます。
以下のサンプルプログラムでは、Promiseを使用した非同期処理のループ処理とasync/awaitを使用した非同期処理のループ処理の2つを紹介しています。
Promiseを使用した非同期処理のループ処理
// Promiseを使用した例
for (let i = 0; i < 5; i++) {
new Promise(resolve => {
setTimeout(() => {
console.log(i);
resolve();
}, 1000);
}).then(() => {
// 処理
});
}
上記のサンプルの「Promiseを使用した例」では、for文を使用して5回繰り返す処理を行っています。
その中で、Promiseを使用して非同期処理を行っています。setTimeout関数を使用して、1秒後にconsole.log関数でiの値を表示し、resolve関数を呼び出してPromiseを解決しています。then関数を使用して非同期処理が終わった時に行う処理を記述します。
async/awaitを使用した非同期処理のループ処理
// async/awaitを使用した例
async function loop() {
for (let i = 0; i < 5; i++) {
await new Promise(resolve => {
setTimeout(() => {
console.log(i);
resolve();
}, 1000);
});
// 処理
}
}
loop();
「async/awaitを使用した例」では、async/awaitを使用して非同期処理を行っています。loop関数を定義し、その中でfor文を使用して、5回繰り返す処理を行っています。
awaitを使用してPromiseを待ち、非同期処理が終わったら次の処理を行っています。setTimeout関数を使用して、1秒後にconsole.log関数でiの値を表示し、resolve関数を呼び出してPromiseを解決しています。
async/await との違い: async/awaitはPromiseをより簡潔に記述するためのシンタックスシュガーであり、本質的にはPromiseと同じです。Promiseを使用した方法とasync/awaitを使用した方法はほぼ同じですが、async/awaitを使用することでより読みやすいコードを書くことができます。
「for await」を使用した非同期処理をループする方法
非同期処理のループ処理には、Promiseを使用した方法やasync/awaitを使用した方法の他に、for awaitを使用する方法もあります。
for awaitを使用するには、配列やイテレーターなどのイテレーブルなオブジェクトを使用します。以下はfor awaitを使用した非同期処理のループ処理の例です。
const promiseArray = [
new Promise(resolve => setTimeout(() => resolve(1), 1000)),
new Promise(resolve => setTimeout(() => resolve(2), 2000)),
new Promise(resolve => setTimeout(() => resolve(3), 3000))
];
for await (const value of promiseArray) {
console.log(value);
}
この例では、promiseArray配列には3つのPromiseオブジェクトが格納されており、for awaitを使用してそれぞれのPromiseを順番に実行しています。
for awaitを使用することで、Promiseを使用した方法やasync/awaitを使用した方法よりも簡潔に非同期処理をループ処理することができます。
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まとめ
「非同期処理をループ処理する方法」を以下にまとめます。
- 非同期処理をループ処理する方法には、Promiseを使用した方法、async/awaitを使用した方法、for awaitを使用した方法があります。
- Promiseを使用した場合は、then関数を使用して非同期処理の終了を検知し処理を行います。
- async/awaitを使用した場合はawaitを使用して非同期処理を待ち、処理を行います。
- for awaitを使用した場合は、イテレーブルなオブジェクト(配列やイテレーターなど)を使用し、非同期処理を簡潔にループ処理することができます。
非同期処理のループ処理を行う際には、Promiseやasync/await、for awaitを使用することで通常のfor文やwhile文では行えない非同期的な処理を行うことができます。
非同期処理をループ処理することができました!
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