JavaScript 算術演算子を使って四則演算する方法

JavaScriptで算術演算子を使って四則演算する方法を解説します。

四則演算をするには、算術演算子を使用します。算術演算子には、足し算や引き算などがあります。

目次

数値と算術演算子の種類

 JavaScriptで扱える数値の種類には、整数、浮動小数点数、NaN(Not a Number)があります。
また、算術演算子には、足し算(+)、引き算(-)、掛け算(*)、割り算(/)、余りを求める(%)があります。

 以下では、主な算術演算子を表にまとめています。

演算子概要
+加算1 + 2 = 3
減算3 – 2 = 1
*乗算2 * 3 = 6
/除算6 / 3 = 2
%余剰7 % 3 = 1
**累乗2 ** 3 = 8
主な算術演算子
ワンポイント

数値として解釈できない値にNaN(Not a Number)があります。例えば、0を0で割った場合や、文字列を数値として解釈しようとした場合にNaNが返されます。エラーの原因になりやすいので、注意して扱う必要があります。

四則演算の方法

 数値と算術演算子を使って、足し算、引き算、掛け算、割り算、余りを求めることができます。
例えば、2 + 3のように、数値と算術演算子を使って計算式を作り、console.log()で結果を表示することができます。

以下のサンプルコードは、算術演算子を利用して四則演算を行ったものです。

// 変数xに10、変数yに5を代入する
let x = 10;
let y = 5;

// x + y の結果を出力する
console.log(x + y); // 15

// x - y の結果を出力する
console.log(x - y); // 5

// x * y の結果を出力する
console.log(x * y); // 50

// x / y の結果を出力する
console.log(x / y); // 2

// x % y の結果を出力する
console.log(x % y); // 0

// x ** y の結果を出力する
console.log(x ** y); // 100000

複雑な演算の実行方法

複雑な演算を実行するためには、JavaScriptにはいくつかの機能が用意されています。

  1. 括弧を使って演算の優先順位を指定する
    • 括弧を使って演算の優先順位を指定することで、複雑な演算を簡単に表現することができます。
    • 例えば、「3 + 4 * 5」は、「3 + (4 * 5)」と書くことで、乗算を先に行うことができます。
  2. 複数の演算子を組み合わせる
    • 複数の演算子を組み合わせることで、複雑な演算を実行することができます。
    • 例えば、「(3 + 4) * 5」は、「3 + 4」を先に計算してから、「5」を掛けることができます。
  3. Mathオブジェクトを使って高度な演算を行う
    • Mathオブジェクトには、数学的な演算を行うための関数が用意されています。
    • 例えば、「Math.pow(2, 3)」は、「2の3乗」を計算することができます。

 以上のように、JavaScriptには複雑な演算を行うための機能が用意されています。適切に組み合わせて使うことで、簡単に複雑な演算を実行することができます。

代入演算子を使った演算

 代入演算子は、変数に値を代入する際に使用されます。代入演算子は、左辺に変数を指定し、右辺に値を指定します。また、代入演算子には、四則演算を同時に行うことができる演算子もあります。

代入演算子には、以下のような種類があります。

  • 「=」演算子
    • 変数に値を代入するための代入演算子です。
    • 例えば、「x = 5」と書くと、変数xに5が代入されます。
  • 「+=」演算子
    • 左辺の変数に、右辺の値を加算して代入する演算子です。
    • 例えば、「x += 5」と書くと、変数xに5を加算した値が再度xに代入されます。
  • 「-=」演算子
    • 左辺の変数から、右辺の値を減算して代入する演算子です。
    • 例えば、「x -= 5」と書くと、変数xから5を減算した値が再度xに代入されます。
  • 「*=」演算子
    • 左辺の変数に、右辺の値を乗算して代入する演算子です。
    • 例えば、「x *= 5」と書くと、変数xに5を乗算した値が再度xに代入されます。
  • 「/=」演算子
    • 左辺の変数を、右辺の値で除算して代入する演算子です。
    • 例えば、「x /= 5」と書くと、変数xを5で除算した値が再度xに代入されます。

 代入演算子を使うことで、変数に対する計算結果を簡潔に書くことができます。また、複数の代入演算子を組み合わせることもできます。例えば、「x += 5」のように、加算と代入を同時に行うことができます。

以下は代入演算子のサンプルコードです。

let x = 5; // 変数xに5を代入

x += 3; // xに3を加算して代入(xの値は8になる)
console.log(x); // 8が出力される

x -= 2; // xから2を減算して代入(xの値は6になる)
console.log(x); // 6が出力される

x *= 4; // xに4を乗算して代入(xの値は24になる)
console.log(x); // 24が出力される

x /= 3; // xを3で除算して代入(xの値は8になる)
console.log(x); // 8が出力される

 このコードでは、最初に変数xに5を代入しています。その後、xに対して「+=」演算子、そして「-=」演算子、そして「*=」演算子、最後に「/=」演算子を順に使用しています。それぞれの演算子を使用することで、変数xの値を簡潔に変更しています。最終的には、変数xの値が8になっていることが確認できます。

・インクリメント「++(1ずつ足していく)」デクリメント「- -(1ずつ引いていく)」方法

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まとめ

 今回は、JavaScriptで使用される四則演算、余剰、累乗について学びました。これらの演算子を使用することで、数値を処理することができます。

  • JavaScriptでは、数値と算術演算子を使って四則演算を行うことができる。
  • 数値には整数、浮動小数点数、NaNがある。
  • 算術演算子には、足し算(+)、引き算(-)、掛け算(*)、割り算(/)、余りを求める(%)がある。
  • 複雑な演算を実行するためには、演算子の優先順位を指定する括弧を使うことができる。
  • 複数の演算子を組み合わせることで、複雑な演算を実行することができる。
  • Mathオブジェクトには、数学的な演算を行うための関数が用意されている。
  • 代入演算子には、四則演算を同時に行うことができるものがある。

算術演算子を使用することで数値の四則演算が簡単にできます。代入演算子を使用することで、値を更新する手間を省くことができます。

この記事を参考に、これらの演算子の使い方をマスターして、効率的なプログラミングに役立ててください。また、数値の演算の際には、値の範囲や小数点以下の桁数に注意することも大切です。

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