JavaScript 繰り返し処理(while , do-while , for , foreach)を学ぶ

JavaScriptにおけるwhile for foreachの繰り返し処理について解説します。

繰り返し処理には、「while」「for」「foreach」の三つがあります。これらを使い分けることで、効率的なプログラミングをすることができます。

目次

繰り返し処理とは?

 繰り返し処理とは、同じ処理を複数回繰り返し実行するための方法です。
繰り返し処理には、whiledo-while 、forforeachなどがあります。

 これらの繰り返し処理を使用することで、同じ処理を何度も繰り返し実行することができ効率的なプログラミングを行うことができます。例えば、1から100までの数字を表示する処理を繰り返し実行する場合、for文を使用すると簡単に実装することができます。

繰り返し処理は繰り返し構造やループ構造とも言われ、プログラミング学習者にとって重要な概念となります。

whileを使った繰り返し処理

whileは、特定の条件が満たされる限り繰り返す処理です。

while (条件) {
  処理;
}

 上記の例では、変数countが1から始まり、countが10以下の間、countを出力し、countを1ずつ増加させる処理を繰り返しています。1~10を出力します。

let count = 1;
while (count <= 10) {
  console.log(count);
  count++;
}

 while文は繰り返し処理の際に条件が事前に分からない場合に使用することができ、特に入力された値などを条件にして、特定の状態に達するまで処理を行うような場合に利用されます。

CHECK

条件が記述されていない場合、無限ループとなってプログラムを強制終了させなければならないので注意が必要です。

do-whileを使った繰り返し処理

 また、whileに似た構文にdo-while構文があります。do-whileは、特定の条件が満たされるまで、最低1回は処理を実行し続ける繰り返し処理です。

do {
  処理
} while (条件);

 以下の例では、最初に変数countを出力し、countが10以下の間、countを1ずつ増加させながらcountを出力する処理を繰り返しています。

let count = 1;
do {
  console.log(count);
  count++;
} while (count <= 10);

whileと比較して、do-while の特徴としては、一度目の実行は必ず実行されることがあり、条件判断は繰り返しの終わりに行われるため、最低一度は処理を実行する事が保証されることがある。

forを使った繰り返し処理

forは、特定の条件が満たされるまでの繰り返し処理です。

for (初期化; 条件; 変数の更新) {
  処理;
}

以下の例では、変数iを0から始め、iが10未満の間、iを出力し、iを1ずつ増加させる処理を繰り返しています。

for (let i = 0; i < 10; i++) {
  console.log(i);
}

 for文は繰り返し処理の際に事前に繰り返す回数が分かっている場合に使用することができ、繰り返す回数が決まっている場合に効率的に処理を行うことができます。

forEachを使った繰り返し処理

forEachは、配列やオブジェクトの要素を一つずつ取り出して処理をするための繰り返し処理です。

配列.forEach(function(要素) {
  処理;
});

以下の例では、配列 array の各要素を取り出して、それを出力する処理を繰り返しています。

let array = [1, 2, 3, 4, 5];
array.forEach(function(element) {
  console.log(element);
});

 forEachは内部で添字の使用などを省略して要素を一つずつ取得するため、配列の要素数に応じて繰り返す回数を決定するため、配列の要素を一つずつ取得し処理する場合に比較的簡単に実装することができます。

繰り返しの中断(break)とスキップ(continue)する方法

繰り返しを中断する「break」

 繰り返し処理から強制的に抜け出すための命令にbreakがあります。break命令を使用することで、特定の条件が満たされた場合に繰り返し処理から抜け出すことができます。

break;

以下は、breakを使ったサンプルです。

let array = [1, 2, 3, 4, 5];
for (let i = 0; i < array.length; i++) {
  if (array[i] === 3) {
    console.log("3が見つかったので処理を終了します。");
    break;
  }
  console.log(array[i]);
}

配列「array」の要素をfor文を使って取り出し、取り出した要素が「3」であった場合に「console.log(“3が見つかったので処理を終了します。”);」を実行し、break命令で繰り返し処理から抜け出します。

繰り返しをスキップする「continue」

 繰り返し処理の現在のイテレーションをスキップして次のイテレーションに移るための命令にcontinueがあります。

continue;

以下は、continue を使ったサンプルです。

let array = [1, 2, 3, 4, 5];
for (let i = 0; i < array.length; i++) {
  if (array[i] % 2 !== 0) {
    continue;
  }
  console.log(array[i]);
}

配列「array」の要素をfor文を使って取り出し、取り出した要素が奇数の場合にcontinue命令で繰り返し処理の現在のイテレーションをスキップし、次のイテレーションに移ります。

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繰り返し処理(while , for , forEach)のまとめ

繰り返し処理について以下にまとめます。

  • while文は特定の条件が満たされる限り繰り返す処理を行う。
  • do-while文は特定の条件が満たされるまで、最低1回は処理を実行し続ける繰り返し処理。
  • for文は特定の条件が満たされるまでの繰り返し処理を行う。
  • forEachは配列やオブジェクトの要素を一つずつ取り出して処理をする。
  • break は繰り返しを中止、continue は繰り返しをスキップできる。

それぞれの繰り返し処理には特徴があり、使用する繰り返し処理を選ぶ際にはどのような処理を行いたいかや、どのような条件で処理を繰り返すかによって異なります。

各繰り返し処理の特徴をそれぞれ確認でき、どの繰り返し処理を使用すればよいのか分かりやすく理解することができました!

繰り返し処理はプログラミング初学者にとって重要な概念の一つです。実際にコードを書きながら、繰り返し処理を理解していってください。

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