JavaScript フォーム入力値の妥当性を判定する方法

JavaScriptを使ってフォームの入力値の妥当性を判定し、確認する方法を解説します。

フォームの入力値を妥当性を確認する方法を教えてください。

HTMLでもJavaScriptでも、フォームの入力値を検証することができます。

目次

HTMLでフォームの入力値を検証する方法

 1つ目は、HTML5で導入されたフォームのinput要素の属性を使用して検証する方法です。

input要素には、”required”、”min”、”max”などの検証に関する属性(後述の表を参照)があります。

 これらの属性を使用することで、フォーム入力値の妥当性検証をJavaScriptを使用することなく行うことができます。ただし、HTML5の属性のみではカバーできない検証がある場合はJavaScriptを使用する必要があります。

以下は、”required”属性を使用して、フォームの必須項目を検証するサンプルコードです。

<form>
  <label for="name">名前:</label>
  <input type="text" id="name" name="name" required>

  <label for="email">メールアドレス:</label>
  <input type="email" id="email" name="email" required>

  <button type="submit">送信</button>
</form>

 この例では、”required”属性が設定されたinput要素は、フォームの送信前に入力値があるかどうかを検証します。もし入力値が空であれば、ブラウザは自動的にエラーメッセージを表示します。

入力値の制約に関わる属性

以下に、入力値の制約に関わる属性とその検証内容を表で示します。

属性検証内容
required必須入力の検証
min最小値の検証
max最大値の検証
minlength最小文字数の検証
maxlength最大文字数の検証
pattern正規表現による検証。パターンと一致しない場合にエラーを表示する。
type=”email”emailの形式に合致するかの検証(example@example.comなど)
type=”url”URLの形式に合致するかの検証(http://example.comなど)
入力値の制約に関わる属性

 上記の属性はHTML5で導入されたもので、主にフォームのinputタグの属性として使用されます。これらの属性を使用することで、JavaScriptを使用することなくフォーム入力値の妥当性検証を行うことができます。

 ただし、HTML5の属性のみではカバーできない検証がある場合はJavaScriptを使用する必要があります。

JavaScriptでフォームの入力値を検証する方法

 2つ目は、JavaScriptを使用してフォームの入力値を検証する方法です。JavaScriptを使用することで、より高度な検証が可能になります。

 例えば、フォーム入力値が数値であるかどうか、または日付の形式に合致しているかどうかなど、HTML5の属性で検証できない項目を検証することができます。また、JavaScriptを使用することで、エラーメッセージの表示やフォームの送信を制御することもできます。

以下は、JavaScriptを使用してフォーム入力値が数値であるかどうかを検証するサンプルコードです。

<form>
  <label for="number">数値:</label>
  <input type="text" id="number" name="number">

  <button type="submit" onclick="return validateForm()">送信</button>
</form>

<script>
function validateForm() {
  var x = document.forms[0]["number"].value;
  if (isNaN(x)) {
    alert("入力値が数値ではありません");
    return false;
  }
}
</script>

 この例では、JavaScriptを使用して入力値が数値であるかどうかを検証します。フォームの送信前に、JavaScript関数”validateForm()”が実行され、入力値が数値でない場合はエラーメッセージが表示され、フォームの送信がキャンセルされます。

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この記事のまとめ

フォームの入力値の妥当性を判定し、確認する方法を解説しました。

  • フォームの入力値を検証する方法として、HTML5の検証属性とJavaScriptを使用する方法がある。
  • HTML5の検証属性を使用する場合は、”required”属性などが利用できる。
  • JavaScriptを使用する場合は、フォームの送信前に関数を実行して入力値を検証する。

 検証のアプローチは、フォームの要件や機能に合わせて適切なものを選択する必要があります。例えば、簡単なフォームであればHTML5の属性で検証するだけでも十分ですが、複雑なフォームであればJavaScriptを使用して検証することが必要になるかもしれません。

フォームの入力値を検証することで、入力ミスや誤ったデータの送信を防ぐことができました!

 フォーム入力値の妥当性検証を行う際は、必ずサーバーサイドでも入力値の検証を行うことが大切です。

 JavaScriptを無効化された場合や意図的な悪意のある攻撃を受けた場合、クライアントサイドでの入力値検証だけでは不十分です。

 サーバーサイドでも入力値を検証することで、より安全で信頼性の高いアプリケーションを構築することができます。

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