C#/VB.NET テキストファイルの内容を全て読み込む方法

この記事では、C#やVB.NETでテキストファイルの内容を全て一度に読み込む方法について解説します。

テキストファイルを全て一度に読み込むにはどうしたらいいですか?

StreamReaderオブジェクトのReadToEndメソッドで全て読み込めます。

目次

テキストファイルの内容を全て一度に読み込む方法

 StreamReaderオブジェクトのReadToEndメソッドを利用することで、テキストファイルの内容を一度に全て読み取ることができます。

StreamReaderオブジェクト.ReadToEnd()

StreamReaderクラスにファイルパスを指定して、StreamReaderオブジェクトを生成します。

New System.IO.StreamReader(ファイルパス)

New System.IO.StreamReader(ファイルパス, Encoding)

string strPath = @"C:\debug1\test.txt";
var st = new System.IO.StreamReader(strPath);
string ret = st.ReadToEnd();
Debug.WriteLine(ret);
st.Close();
Dim strPath As String = "C:\debug1\test.txt"
Dim st = New System.IO.StreamReader(strPath)
Dim ret As String = st.ReadToEnd()
Debug.WriteLine(ret)
st.Close()
CHECK

現在の位置がストリームの末尾である場合は、空の文字列が返されます。

ファイルのエンコーディングの種類

 ファイルのエンコーディングの種類は、ファイル中の文字をどのように表現するかを決定するものです。これによって、文字が正しく表示されるかどうかが決まります。

 .NET Frameworkでは、標準的なエンコーディングの種類を表すために、Encodingクラスを使用することができます。このクラスは、ASCII、UTF-8、UTF-16など、様々なエンコーディングの種類をサポートしています。

 具体的には、StreamReaderクラスのコンストラクタに Encoding クラスのインスタンスを渡すことで、エンコーディングの種類を指定することができます。

using (StreamReader sr = new StreamReader("filepath", Encoding.UTF8))
{
    string content = sr.ReadToEnd();
    Console.WriteLine(content);
}

上記の例では、UTF-8 エンコーディングを使用して読み込んでいます。

 一般的には、テキストファイルの保存時に使用されているエンコーディングと同じエンコーディングを指定することが望ましいですが、ファイルが保存されたエンコーディングが不明な場合は、試行錯誤しながら適切なエンコーディングを見つける必要があります。

 注意点としては、ファイルのエンコーディングの種類によっては、正しく読み込めないことがあるため、MSDNの解説を参照することをおすすめします。また、現在の位置がストリームの末尾である場合は、空の文字列が返されますので、その点にも注意が必要です。

1行ずつ全て読み込みたい場合は、ReadLineメソッドを利用する

 StreamReaderクラスのReadLineメソッドも使用することで、テキストファイルを一行ずつ読み込むことができます。このメソッドは、現在の位置から次の行までのテキストを読み込み、文字列として返します。

StreamReaderオブジェクト.ReadLine()

これを繰り返すことで、テキストファイルの全ての行を読み込むことができます。

using (StreamReader sr = new StreamReader("filepath"))
{
    while (!sr.EndOfStream)
    {
        string line = sr.ReadLine();
        Console.WriteLine(line);
    }
}
Using sr As New StreamReader("filepath")
    Do While Not sr.EndOfStream
        Dim line As String = sr.ReadLine()
        Console.WriteLine(line)
    Loop
End Using

 上記の例では、EndOfStreamプロパティを使用して、現在の位置がファイルの末尾に達しているかどうかを判断しています。

 ReadToEndメソッドとの違いとしては、ReadToEndメソッドは一度に全てのテキストを読み込み、ReadLineメソッドは一行ずつ読み込むことができる点です。大量のテキストを扱う場合はReadToEndが望ましいが、一行ずつ処理したい場合はReadLineが適している。

また、ReadLineメソッドを使用する場合は、行末の改行文字も含まれるため、その点にも注意が必要です。

リスキリングでキャリアアップしてみませんか?

リスキリング(学び直し)は、経済産業省が推奨しており、

今だけ、最大70%のキャッシュバックを受けることができます。

リスキリング 給付金が出るスクール紹介

最大70%の給付金が出るおすすめのプログラミングスクール!

国策で予算が決められているため申し込みが多い場合は早期に終了する可能性があります!

興味のある方はすぐに確認しましょう。

この記事のまとめ

  • StreamReaderクラスのReadToEndメソッドを使用することで、テキストファイルの全てのテキストを一度に読み込むことができます。
  • StreamReaderクラスのReadLineメソッドを使用することで、テキストファイルを一行ずつ読み込むことができます。
  • StreamReaderクラスのコンストラクタにEncodingクラスのインスタンスを渡すことで、エンコーディングの種類を指定することができます。

Microsoft Learnの解説

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次