CSSでテーブルのデザインをカスタマイズする方法:セル幅の固定、枠線の分離、空のセルの表示、タイトルの位置指定

Webページにおいて、表組み(テーブル)は多くの場面で使用されます。しかし、標準の表組みはデザイン性に乏しく、見栄えが悪いという課題があります。このため、CSSを使用して表組みのデザインをカスタマイズすることが求められます。

本記事では、セル幅の固定や枠線の分離、空のセルの表示方法、タイトルの位置指定など、表組みのデザインをカスタマイズする方法を解説します。

CSSで表組みのデザインをカスタマイズする方法を教えて下さい!

表組みのデザインをカスタマイズするには、CSSのtable要素とその子要素に対してスタイルを設定する必要があります。

たとえば、セル幅の固定は、<colgroup>要素を使用して、列ごとに幅を指定することができます。枠線の分離は、border-collapseプロパティを使用して、セルごとに枠線を表示するように設定します。

それぞれ詳しく解説しましょう。

目次

テーブルの作成

HTMLでテーブルを作成するには、<table>タグを使用します。<table>タグの内部に、行を表す<tr>タグを使用し、各行内にセルを表す<td>タグを使用します。

以下は、基本的なテーブルの例です。

<table>
  <tr>
    <td>セル1</td>
    <td>セル2</td>
    <td>セル3</td>
  </tr>
  <tr>
    <td>セル4</td>
    <td>セル5</td>
    <td>セル6</td>
  </tr>
  <tr>
    <td>セル7</td>
    <td>セル8</td>
    <td>セル9</td>
  </tr>
</table>

HTMLのテーブルの作成については以下で詳しく解説しています。

表組みの縦列の幅を固定する方法

テーブルの縦列の幅を固定するには、widthプロパティを使用します。

以下は、縦列の幅を固定するための例です。

table {
  border-collapse: collapse;
}

td {
  width: 100px; /* 縦列の幅を100pxに設定 */
  border: 1px solid black;
}

この例では、widthプロパティを使用して、各セルの幅を100pxに設定しています。border-collapseプロパティを使用して、セルの枠線が重ならないようにしています。

ただし、すべての縦列に同じ幅を設定すると、テーブル内のコンテンツが幅に収まりきらなくなる場合があります。この場合、テーブル全体の幅を調整する必要があります。

table {
  border-collapse: collapse;
  width: 300px; /* テーブル全体の幅を300pxに設定 */
}

td {
  border: 1px solid black;
}

この例では、テーブル全体の幅を300pxに設定しています。セルの幅は指定していないため、各セルの幅は自動的に調整されます。

表組みの枠線をセルごとに分離する方法

表組みの枠線をセルごとに分離する方法について、以下で詳しく説明します。

セルごとに枠線を分離する方法

表組みの枠線をセルごとに分離するには、CSSのborder-spacingプロパティを使用します。border-spacingプロパティは、セルの周りの余白として指定された値を使用して、枠線を分離することができます。

以下は、セルごとに枠線を分離するための例です。

table {
  border-collapse: separate; /* テーブルの枠線をセルごとに分離する */
  border-spacing: 5px; /* セルの周りの余白を5pxに設定 */
}

td {
  border: 1px solid black;
}

この例では、border-collapseプロパティをseparateに設定して、テーブルの枠線をセルごとに分離しています。border-spacingプロパティを使用して、セルの周りに5pxの余白を設定しています。td要素には、1pxの黒い枠線が適用されます。

特定の方向の余白を設定する方法

border-spacingプロパティを使用して、特定の方向の余白を設定することもできます。

例えば、border-spacingプロパティに5px 10pxのように2つの値を指定することで、上下の余白を5px、左右の余白を10pxに設定することができます。

以下は、上下の余白を5px、左右の余白を10pxに設定するための例です。

table {
  border-collapse: separate;
  border-spacing: 5px 10px; /* 上下の余白を5px、左右の余白を10pxに設定 */
}

td {
  border: 1px solid black;
}

この例では、border-spacingプロパティに5px 10pxを指定して、上下の余白を5px、左右の余白を10pxに設定しています。

隣り合うセルとの枠線の間隔を指定する方法

隣り合うセルとの枠線の間隔を指定する方法について、以下で詳しく説明します。

隣り合うセルとの枠線の間隔を指定する方法

テーブルの隣り合うセルとの枠線の間隔を指定するには、CSSのborder-collapseプロパティを使用します。

border-collapseプロパティは、テーブルのセルの枠線を重ねて表示するか、別々に表示するかを指定することができます。隣り合うセルの枠線の間隔を指定するには、border-collapseプロパティにseparateを指定し、border-spacingプロパティで隣り合うセルとの間隔を指定します。

以下は、隣り合うセルとの枠線の間隔を指定するための例です。

table {
  border-collapse: separate; /* テーブルの枠線をセルごとに分離する */
  border-spacing: 5px; /* 隣り合うセルとの枠線の間隔を5pxに設定 */
}

td {
  border: 1px solid black;
}

この例では、border-collapseプロパティにseparateを指定して、テーブルの枠線をセルごとに分離しています。border-spacingプロパティに5pxを指定して、隣り合うセルとの枠線の間隔を5pxに設定しています。td要素には、1pxの黒い枠線が適用されます。

特定の方向の隣り合うセルとの間隔を指定する方法

border-spacingプロパティを使用して、特定の方向の隣り合うセルとの間隔を指定することもできます。例えば、border-spacingプロパティに5px 10pxのように2つの値を指定することで、上下の隣り合うセルとの間隔を5px、左右の隣り合うセルとの間隔を10pxに設定することができます。

以下は、上下の隣り合うセルとの間隔を5px、左右の隣り合うセルとの間隔を10pxに設定するための例です。

table {
  border-collapse: separate;
  border-spacing: 5px 10px; /* 上下の隣り合うセルとの間隔を5px、左右の隣り合うセルとの間隔を10pxに設定 */
}

td {
  border: 1px solid black;
}

この例では、border-spacingプロパティに5px 10pxを指定して、上下の隣り合うセルとの間隔を5px、左右の隣り合うセルとの間隔を10pxに設定しています。

値が入っていないセルの表示方法を指定する方法

値が入っていないセルの表示方法を指定する方法について、以下で詳しく説明します。

値が入っていないセルの表示方法を指定する方法

テーブルのセルに値が入っていない場合、そのセルは通常、表示されません。しかし、セルの領域を確保しておく必要がある場合があります。例えば、表組みのレイアウトを調整するために、空のセルを設置する必要がある場合です。

この場合、CSSのempty-cellsプロパティを使用して、空のセルの表示方法を指定することができます。empty-cellsプロパティは、値が入っていないセルの表示方法を指定するために使用されます。

以下は、空のセルの表示方法を指定するための例です。

table {
  empty-cells: show; /* 空のセルを表示する */
}

td {
  border: 1px solid black;
}

この例では、empty-cellsプロパティにshowを指定して、空のセルを表示するように設定しています。td要素には、1pxの黒い枠線が適用されます。

空のセルを非表示にする方法

空のセルを表示しないようにするには、empty-cellsプロパティにhideを指定します。以下は、空のセルを非表示にするための例です。

table {
  empty-cells: hide; /* 空のセルを非表示にする */
}

td {
  border: 1px solid black;
}

この例では、empty-cellsプロパティにhideを指定して、空のセルを非表示に設定しています。

表組のタイトルの表示位置を指定する方法

表組みのタイトルは、<caption>要素を使用して設定することができます。<caption>要素は、テーブルのタイトルを定義するために使用され、テーブルの最初の子要素として配置する必要があります。

テーブルのタイトルの表示位置を指定するには、CSSのcaption-sideプロパティを使用します。caption-sideプロパティは、テーブルのタイトルの位置を指定するために使用されます。

以下は、テーブルのタイトルの表示位置を指定するための例です。

<table>
  <caption>表のタイトル</caption>
  <tr>
    <th>ヘッダ1</th>
    <th>ヘッダ2</th>
  </tr>
  <tr>
    <td>セル1</td>
    <td>セル2</td>
  </tr>
</table>
caption {
  caption-side: top; /* タイトルをテーブルの上に表示する */
}

この例では、<caption>要素を使用して、テーブルのタイトルを定義しています。caption-sideプロパティにtopを指定して、タイトルをテーブルの上に表示するように設定しています。

caption-sideプロパティには、以下の値を指定することができます。

  • top: タイトルをテーブルの上に表示する
  • bottom: タイトルをテーブルの下に表示する

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まとめ

セル幅の固定や枠線の分離、空のセルの表示方法、タイトルの位置指定など、表組みのデザインをカスタマイズする方法を解説しました。

  • table要素とその子要素に対してCSSでスタイルを設定することで、表組みのデザインをカスタマイズすることができます。
  • セル幅の固定は、<colgroup>要素を使用して、列ごとに幅を指定することができます。
  • 枠線の分離は、border-collapseプロパティを使用して、セルごとに枠線を表示するように設定します。
  • 空のセルの表示方法は、empty-cellsプロパティを使用して、空のセルを表示するか非表示にするかを指定します。
  • タイトルの位置指定は、<caption>要素を使用して、タイトルを定義し、caption-sideプロパティを使用して、タイトルの表示位置を指定します。

表組みのデザインをカスタマイズする方法について、セル幅の固定や枠線の分離、空のセルの表示方法、タイトルの位置指定など、多くの要素をカスタマイズすることができることがわかりました!

CSSを上手に使いこなして、見やすく使いやすい表組みを作りましょう。また、フレームワークを使用することで、これらのカスタマイズを簡単に行うことができる場合もあります。知識を積み重ねて、自分のスタイルを追求しましょう!

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