CSSテキストスタイルの解説:フォントサイズ、カラー、太字、斜体、アンダーラインなど

CSSを使用して、ウェブページのテキストスタイルをカスタマイズすることができます。

フォントサイズやカラー、太字、斜体、アンダーラインなど、テキストスタイルを変更する方法について解説します。

CSSでテキストスタイルを変更する方法を知りたいのですが、どのようにすればよいですか?

CSSを使用することで、テキストのフォントサイズやカラー、太字、斜体、アンダーラインなどをカスタマイズすることができます。

これらのテキストスタイルを変更する方法について解説しましょう。

目次

英文字の大文字・小文字を指定する方法

英文字の大文字・小文字を指定する方法については、CSSのtext-transformプロパティを使用することができます。このプロパティを使用することで、テキストの大文字・小文字の変換を指定することができます。

text-transformプロパティには、以下の値が指定できます。

説明
noneテキスト変換を行いません。
uppercaseテキストをすべて大文字に変換します。
lowercaseテキストをすべて小文字に変換します。
capitalize各単語の先頭文字を大文字に変換します。
text-transformプロパティ

たとえば、以下のようなCSSコードを使用して、テキストを大文字に変換することができます。

text-transform: uppercase;

同様に、以下のようにコードを書くことで、テキストを小文字に変換することができます。

text-transform: lowercase;

また、以下のようにコードを書くことで、各単語の先頭文字を大文字に変換することができます。

text-transform: capitalize;

text-transformプロパティは、HTMLのh1~h6要素やp要素など、あらゆるテキスト要素で使用することができます。これを使用することで、大文字・小文字を簡単に切り替えることができます。

スペース・タブ・改行の扱いを指定する方法

スペース・タブ・改行の扱いを指定する方法については、CSSのwhite-spaceプロパティを使用することができます。このプロパティを使用することで、テキストのスペース、タブ、改行などの扱いを指定することができます。

white-spaceプロパティには、以下の値が指定できます。

説明
normal既定値で、スペースや改行は1つのスペースとして扱われます。
nowrapテキストを折り返さず、1行に収めます。
preスペース、タブ、改行をそのまま表示します。
pre-wrapスペース、タブ、改行をそのまま表示し、テキストを折り返します。
pre-lineスペース、タブは1つのスペースとして扱い、改行はテキストを折り返す箇所として扱います。
white-spaceプロパティ

スペース、タブは1つのスペースとして扱い、改行はテキストを折り返す箇所として扱います。

たとえば、以下のようなCSSコードを使用して、テキストを折り返さず、1行に収めることができます。

white-space: nowrap;

また、以下のようにコードを書くことで、スペース、タブ、改行をそのまま表示することができます。

white-space: pre;

white-spaceプロパティは、HTMLのpre要素やcode要素など、テキストのフォーマットが必要な要素で使用することが多いです。これを使用することで、スペース、タブ、改行の扱いを柔軟に指定することができます。

単語内の改行を指定する方法

単語内の改行を指定する方法については、CSSのhyphensプロパティを使用することができます。このプロパティを使用することで、単語内での改行を制御することができます。

hyphensプロパティには、以下の値が指定できます。

説明
none単語の途中で改行をしないようにします。
manual手動で単語の途中で改行をすることができます。
autoブラウザーによって、単語の途中で改行することが自動的に決定されます。
hyphensプロパティ

ブラウザーによって、単語の途中で改行することが自動的に決定されます。

たとえば、以下のようなCSSコードを使用して、手動で単語の途中で改行することができます。

hyphens: manual;

また、以下のようにコードを書くことで、ブラウザーによって自動的に単語の途中で改行することができます。

hyphens: auto;

hyphensプロパティは、英語などの文章が多いサイトで使用することが多く、単語の途中で改行することで、ページのレイアウトを改善することができます。しかし、日本語の場合は、通常は使用しない方が良いです。

単語内の改行をハイフンでつなぐ指定をする方法

単語内の改行をハイフンでつなぐ指定をする方法については、CSSのword-wrapプロパティとhyphensプロパティを併用することができます。具体的には、word-wrapプロパティにbreak-wordを指定して単語を改行し、hyphensプロパティにautoを指定して、改行位置でハイフンを挿入するように指定します。

以下は、単語内の改行をハイフンでつなぐCSSコードの例です。

word-wrap: break-word;
hyphens: auto;

これにより、単語が改行される際に、自動的にハイフンが挿入されます。ただし、これは英語などのラテン文字に適用される方法であり、日本語などの言語には適用されないことに注意してください。

また、hyphensプロパティは、ブラウザーによってはサポートされていない場合があるため、互換性についても確認する必要があります。

段落内のテキストの表示位置を指定する方法

段落内のテキストの表示位置を指定する方法については、CSSのtext-alignプロパティを使用することができます。このプロパティを使用することで、段落内のテキストを左寄せ、中央寄せ、右寄せなど、様々な表示位置に設定することができます。

text-alignプロパティには、以下の値が指定できます。

説明
leftテキストを左寄せに設定します。
centerテキストを中央寄せに設定します。
rightテキストを右寄せに設定します。
justifyテキストを両端揃えに設定します。
text-alignプロパティ

たとえば、以下のようなCSSコードを使用して、テキストを中央寄せに設定することができます。

text-align: center;

同様に、以下のようにコードを書くことで、テキストを右寄せに設定することができます。

text-align: right;

text-alignプロパティは、HTMLのp要素やdiv要素など、あらゆるブロックレベル要素で使用することができます。これを使用することで、段落内のテキストの表示位置を自由に設定することができます。

単語間の幅を指定する方法

単語間の幅を指定する方法については、CSSのword-spacingプロパティを使用することができます。このプロパティを使用することで、単語間のスペースを調整することができます。

word-spacingプロパティには、以下のような値を指定することができます。

説明
normal既定値で、単語間のスペースをブラウザーが自動的に決定します。
length単位を指定して、単語間のスペースを調整することができます。
initialプロパティの初期値に戻します。
inherit親要素からプロパティの値を継承します。
word-spacingプロパティ

たとえば、以下のようなCSSコードを使用して、文字間のスペースを調整することができます。

letter-spacing: 2px;

これにより、単語間に2ピクセルのスペースが追加されます。

word-spacingプロパティは、HTMLのp要素やh1~h6要素、span要素など、あらゆるテキスト要素で使用することができます。これを使用することで、単語間のスペースを自由に調整することができます。

文字間の幅を指定する方法

文字間の幅を指定する方法については、CSSのletter-spacingプロパティを使用することができます。このプロパティを使用することで、文字間のスペースを調整することができます。

letter-spacingプロパティには、以下のような値を指定することができます。

説明
normal既定値で、ブラウザーが自動的に文字間のスペースを決定します。
length単位を指定して、文字間のスペースを調整することができます。
initialプロパティの初期値に戻します。
inherit親要素からプロパティの値を継承します。
letter-spacingプロパティ

たとえば、以下のようなCSSコードを使用して、文字間のスペースを調整することができます。

letter-spacing: 2px;

これにより、文字間に2ピクセルのスペースが追加されます。

letter-spacingプロパティは、HTMLのp要素やh1~h6要素、span要素など、あらゆるテキスト要素で使用することができます。これを使用することで、文字間のスペースを自由に調整することができます。

文章の1行目の字下げを指定する方法

文章の1行目の字下げを指定する方法については、CSSのtext-indentプロパティを使用することができます。このプロパティを使用することで、文章の1行目の字下げを調整することができます。

text-indentプロパティには、以下のような値を指定することができます。

説明
length単位を指定して、字下げ量を調整することができます。
percentage親要素の幅に対する割合を指定して、字下げ量を調整することができます。
initialプロパティの初期値に戻します。
inherit親要素からプロパティの値を継承します。
text-indentプロパティ

たとえば、以下のようなCSSコードを使用して、文章の1行目に2emの字下げを設定することができます。

text-indent: 2em;

この場合、1行目が2em字下げされます。

text-indentプロパティは、HTMLのp要素やblockquote要素など、あらゆるブロックレベル要素で使用することができます。これを使用することで、文章の1行目の字下げを自由に調整することができます。

文字の上下・中央の線を指定する方法

文字の上下・中央の線を指定する方法については、CSSのtext-decorationプロパティを使用することができます。このプロパティを使用することで、テキストの上下に線を引いたり、中央に線を引いたりすることができます。

text-decorationプロパティには、以下のような値を指定することができます。

説明
none線を引かない(既定値)
underlineテキストの下に線を引く
overlineテキストの上に線を引く
line-throughテキストの中央に線を引く
blinkテキストが点滅する(一部のブラウザーではサポートされない)
initialプロパティの初期値に戻す
inherit親要素からプロパティの値を継承する
text-decorationプロパティ

たとえば、以下のようなCSSコードを使用して、テキストの下に1pxの線を引くことができます。

text-decoration: underline;

同様に、以下のようなCSSコードを使用して、テキストの中央に2pxの線を引くことができます。

text-decoration: line-through;

text-decorationプロパティは、HTMLの任意のテキスト要素で使用することができます。また、このプロパティは、他のプロパティと組み合わせて、テキストのスタイルを自由に設定することができます。

傍点の形を指定する方法

傍点の形を指定する方法については、CSSのtext-emphasis-styleプロパティを使用することができます。このプロパティを使用することで、傍点の形を変更することができます。

text-emphasis-styleプロパティには、以下のような値を指定することができます。

説明
none傍点を表示しない
filled傍点を塗りつぶす
open傍点を空いた円で表示する
dot傍点を点で表示する
circle傍点を円で表示する
double-circle傍点を二重の円で表示する
triangle傍点を三角形で表示する
sesame傍点をゴマの粒のような形で表示する
open-sesame傍点を空いたゴマの粒のような形で表示する
filled-sesame傍点を塗りつぶされたゴマの粒のような形で表示する
initialプロパティの初期値に戻す
inherit親要素からプロパティの値を継承する

たとえば、以下のようなCSSコードを使用して、傍点を三角形で表示することができます。

text-emphasis-style: triangle;

同様に、以下のようなCSSコードを使用して、傍点を点で表示することができます。

text-emphasis-style: dot;

text-emphasis-styleプロパティは、HTMLの任意のテキスト要素で使用することができます。また、このプロパティは、他のプロパティと組み合わせて、テキストのスタイルを自由に設定することができます。

傍点の色を指定する方法

傍点の色を指定する方法については、CSSのtext-emphasis-colorプロパティを使用することができます。このプロパティを使用することで、傍点の色を変更することができます。

text-emphasis-colorプロパティには、以下のような値を指定することができます。

説明
currentcolorテキストのカラーと同じ色にします(既定値)
color指定した色に変更します。
initialプロパティの初期値に戻します。
inherit親要素からプロパティの値を継承します。

たとえば、以下のようなCSSコードを使用して、傍点の色を赤色に変更することができます。

text-emphasis-color: red;

text-emphasis-colorプロパティは、HTMLの任意のテキスト要素で使用することができます。また、このプロパティは、他のプロパティと組み合わせて、テキストのスタイルを自由に設定することができます。

傍点の形と色を指定する方法

傍点の形と色を指定する方法については、CSSのtext-emphasisプロパティを使用することができます。このプロパティを使用することで、傍点の形と色を同時に変更することができます。

text-emphasisプロパティには、以下のような値を指定することができます。

説明
none傍点を表示しない
[形状] color傍点の形状と色を同時に指定することができます。[形状]には、上記で説明した形状を指定します。

たとえば、以下のようなCSSコードを使用して、傍点の形状を三角形、色を赤色に変更することができます。

text-emphasis: triangle red;

同様に、以下のようなCSSコードを使用して、傍点の形状を円、色を青色に変更することができます。

text-emphasis: circle blue;

text-emphasisプロパティは、HTMLの任意のテキスト要素で使用することができます。また、このプロパティは、他のプロパティと組み合わせて、テキストのスタイルを自由に設定することができます。

文字に影を表示する方法

文字に影を表示する方法については、CSSのtext-shadowプロパティを使用することができます。このプロパティを使用することで、文字に影をつけたり、文字を浮かび上がらせることができます。

text-shadowプロパティには、以下のような値を指定することができます。

説明
none影を表示しない
[水平方向のオフセット]影の水平方向の位置を指定します。単位を付ける必要があります。
[垂直方向のオフセット]影の垂直方向の位置を指定します。単位を付ける必要があります。
[ぼかし半径]影のぼかしの大きさを指定します。単位を付ける必要があります。
[影の色]影の色を指定します。
text-shadowプロパティ

たとえば、以下のようなCSSコードを使用して、文字に灰色の影をつけることができます。

text-shadow: 2px 2px 2px grey;

この場合、文字に2px右方向、2px下方向にぼかし半径2pxの灰色の影がつきます。

text-shadowプロパティは、HTMLの任意のテキスト要素で使用することができます。また、このプロパティは、他のプロパティと組み合わせて、テキストのスタイルを自由に設定することができます。

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まとめ

フォントサイズやカラー、太字、斜体、アンダーラインなど、テキストスタイルを変更する方法について解説しました。

  • CSSを使用することで、テキストスタイルを自由に変更することができます。
  • フォントサイズやカラー、太字、斜体、アンダーラインなど、様々なテキストスタイルを指定することができます。
  • テキストスタイルを変更する際は、HTMLのテキスト要素に対してCSSを適用する必要があります。
  • text-alignプロパティを使用することで、テキストの表示位置を指定することができます。
  • letter-spacingプロパティやword-spacingプロパティを使用することで、文字間や単語間のスペースを調整することができます。
  • text-shadowプロパティを使用することで、文字に影をつけることができます。
  • text-emphasisプロパティを使用することで、傍点の形状や色を変更することができます。

CSSを使用することで、テキストスタイルを自由に変更できるんですね。text-shadowやtext-emphasisなど、新しいテキストスタイルの指定方法も知れて勉強になりました。

テキストスタイルを適切に設定することで、ウェブページの見栄えを良くし、読みやすさを向上させることができます。

しかし、過剰なテキストスタイルの使用は、読み手にとって負担となることもあるため、適切なバランスを保ちながら、必要最低限のテキストスタイルを設定することが重要です。

また、ウェブページを作成する際には、複数のデバイスに対応できるレスポンシブデザインを意識することも重要です。

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