HTMLでの画像、音楽、動画の挿入と表示方法の解説と使い方

HTMLを使えば、ウェブページに画像、音楽、動画を簡単に挿入することができます。しかし、どのようにして正しく表示するかを知らなければ、見苦しいページになってしまうかもしれません。

本記事では、HTMLでの画像、音楽、動画の挿入と表示方法について詳しく解説し、正しい使い方を学ぶことができます。

HTMLで画像や音楽、動画を挿入する方法について知りたいんですが、どのようにすればいいですか?

HTMLで画像や音楽、動画を挿入する方法はいくつかありますが、最も基本的な方法は<img><audio><video>要素を使用します。それぞれの使い方を解説しましょう。

目次

画像を挿入する方法:img要素

HTMLを使用すると、ウェブページに画像を挿入することができます。

以下の手順に従って、簡単に画像を挿入することができます。

1. 画像ファイルを準備する

ウェブページに挿入する画像ファイルを用意します。一般的には、JPEG、PNG、GIFなどのファイル形式が使用されます。画像を挿入する前に、ファイル名には英数字を使用し、ファイル名にスペースを含めないようにしてください。

2. imgタグを使用して画像を挿入する

HTMLコード内に、画像を挿入するimgタグを使用します。以下は、基本的なimgタグの例です。

<img src="画像ファイルのパス" alt="代替テキスト">

このimgタグは、src属性を使用して画像ファイルのパスを指定します。パスは、相対パスまたは絶対パスを使用して指定することができます。また、alt属性を使用して、画像が表示できない場合に表示する代替テキストを指定することもできます。

例えば、以下のように相対パスを使用して画像ファイルを指定することができます。

<img src="images/sample.jpg" alt="サンプル画像">

この場合、imagesフォルダ内にあるsample.jpgという名前の画像ファイルが表示されます。また、画像が表示できない場合には、「サンプル画像」という代替テキストが表示されます。

3. 画像のサイズを指定する

imgタグには、width属性とheight属性を使用して、画像の幅と高さを指定することができます。以下は、幅を300ピクセル、高さを200ピクセルに指定する例です。

<img src="images/sample.jpg" alt="サンプル画像" width="300" height="200">

4. 画像の配置を指定する

画像をウェブページ内で配置する方法を指定するために、imgタグには、align属性とstyle属性を使用することができます。align属性は、画像の水平方向の配置を指定するために使用されます。style属性は、CSSスタイルを使用して画像の詳細な配置を指定するために使用されます。

<img src="images/sample.jpg" alt="サンプル画像" align="left" style="margin-right: 10px;">

この例では、画像を左に配置し、画像の右側に10ピクセルの余白を追加します。

以上が、HTMLを使用して画像を挿入するための基本的な手順です。

画像や動画を挿入する方法:object要素

HTMLでは、<object>要素を使用することで、画像や動画を挿入することができます。<object>要素は、多くの種類のデータを表示するために使用されます。

以下は、<object>要素を使用した画像や動画の挿入方法の例です。

画像を挿入する場合

<object data="image.jpg" type="image/jpeg">
  <img src="image.jpg" alt="Alternative Text">
</object>

この例では、<object>要素のdata属性に画像ファイルのパスを指定し、<img>要素を<object>要素の中に挿入します。<img>要素は、画像が表示できなかった場合に、代替テキストとして表示されます。

動画を挿入する場合

<object data="video.mp4" type="video/mp4">
  <p>Your browser does not support HTML5 video.</p>
</object>

この例では、<object>要素のdata属性に動画ファイルのパスを指定し、<p>要素を<object>要素の中に挿入します。<p>要素は、動画が再生できない場合に、代替テキストとして表示されます。

<object>要素には、次の属性を使用することができます。

  • data属性:表示するデータの場所を指定します。
  • type属性:表示するデータのタイプを指定します。
  • width属性:表示するデータの幅を指定します。
  • height属性:表示するデータの高さを指定します。
  • name属性:<object>要素の名前を指定します。
  • classid属性:ActiveXコントロールを使用する場合に指定します。
  • codebase属性:ActiveXコントロールをダウンロードする場所を指定します。
  • codetype属性:ActiveXコントロールの種類を指定します。

<object>要素は、表示するデータの種類に応じて、<embed>要素や<param>要素と組み合わせて使用することがあります。ただし、<object>要素はブラウザの互換性があり、一部のブラウザでは正しく動作しない場合があるため、使用には注意が必要です。

イメージ内に自由にリンクを設定する方法:map要素

HTMLでは、<map>要素と<area>要素を使用することで、イメージ内に自由にリンクを設定することができます。

以下は、<map>要素と<area>要素を使用したリンクの設定方法の例です。

イメージを挿入する

<img src="image.jpg" alt="image" usemap="#map">

<map name="map">
  <area shape="rect" coords="0,0,100,100" href="link1.html">
  <area shape="rect" coords="100,0,200,100" href="link2.html">
</map>

この例では、<img>要素のusemap属性に<map>要素の名前を指定し、<area>要素を<map>要素の中に挿入します。<area>要素のshape属性には、リンクの形状を指定することができます。coords属性には、リンクの座標を指定することができます。href属性には、リンク先のURLを指定することができます。

CHECK

この他にも、イメージマップエディターを使用すると、簡単にイメージ内にリンクを設定することができます。一般的には、DreamweaverやGIMPなどのツールが利用されます。

画像に説明文を設定する方法:figure要素

HTMLでは、<figure>要素と<figcaption>要素を使用することで、画像に説明文を設定することができます。

以下は、<figure>要素と<figcaption>要素を使用した画像に説明文を設定する方法の例です。

<figure>
  <img src="image.jpg" alt="image">
  <figcaption>Caption for the image</figcaption>
</figure>

この例では、<figure>要素で画像を囲み、<figcaption>要素で画像の説明文を設定しています。<img>要素のalt属性は、画像が読み込めなかった場合に表示される代替テキストを指定するために使用されます。

<figure>要素と<figcaption>要素は、一緒に使用することで、画像に説明文を付けるだけでなく、画像と説明文をグループ化することもできます。また、<figure>要素は、テキストフローを中断することができるため、画像と説明文をページ内の適切な場所に配置することができます。

<figure>要素と<figcaption>要素は、以下のような属性を使用することができます。

  • class属性:CSSクラスを指定します。
  • id属性:要素の一意のIDを指定します。
  • style属性:CSSスタイルを指定します。
  • title属性:要素に対する説明を指定します。

以上が、HTMLで画像に説明文を設定する方法の例です。<figure>要素と<figcaption>要素を使用することで、画像と説明文をグループ化し、適切な配置とスタイリングを行うことができます。

音楽を埋め込む方法:audio要素

HTMLでは、<audio>要素を使用することで、音楽をウェブページに埋め込むことができます。

以下は、<audio>要素を使用した音楽を埋め込む方法の例です。

<audio controls>
  <source src="music.mp3" type="audio/mpeg">
  <source src="music.ogg" type="audio/ogg">
  Your browser does not support the audio element.
</audio>

この例では、<audio>要素で音楽を指定し、<source>要素で音楽ファイルのパスとタイプを指定しています。<source>要素は、複数のフォーマットを指定することができます。ブラウザは、サポートされている最初のフォーマットを再生します。<audio>要素のcontrols属性は、オーディオプレーヤーを表示するために使用されます。<audio>要素の中にテキストを記述することで、ブラウザが<audio>要素をサポートしていない場合に表示される代替テキストを指定することができます。

また、<audio>要素には、次の属性を使用することができます。

  • src属性:音楽ファイルのパスを指定します。
  • autoplay属性:音楽が自動再生されるように設定します。
  • loop属性:音楽がループ再生されるように設定します。
  • preload属性:音楽のプリロード方法を指定します。

<audio>要素は、CSSスタイルを使用してスタイリングすることもできます。また、JavaScriptを使用して、音楽の再生や停止、音量の調整などを制御することもできます。

以上が、HTMLで音楽を埋め込む方法の例です。<audio>要素を使用することで、ウェブページに音楽を簡単に埋め込むことができます。

動画を配置する方法:video要素

HTMLでは、<video>要素を使用することで、動画をウェブページに配置することができます。

以下は、<video>要素を使用した動画を配置する方法の例です。

<video controls>
  <source src="video.mp4" type="video/mp4">
  <source src="video.ogg" type="video/ogg">
  Your browser does not support the video tag.
</video>

この例では、<video>要素で動画を指定し、<source>要素で動画ファイルのパスとタイプを指定しています。<source>要素は、複数のフォーマットを指定することができます。ブラウザは、サポートされている最初のフォーマットを再生します。<video>要素のcontrols属性は、ビデオプレーヤーを表示するために使用されます。<video>要素の中にテキストを記述することで、ブラウザが<video>要素をサポートしていない場合に表示される代替テキストを指定することができます。

また、<video>要素には、次の属性を使用することができます。

  • src属性:動画ファイルのパスを指定します。
  • autoplay属性:動画が自動再生されるように設定します。
  • loop属性:動画がループ再生されるように設定します。
  • preload属性:動画のプリロード方法を指定します。
  • width属性:動画の幅を指定します。
  • height属性:動画の高さを指定します。

<video>要素は、CSSスタイルを使用してスタイリングすることもできます。また、JavaScriptを使用して、動画の再生や停止、音量の調整などを制御することもできます。

以上が、HTMLで動画を配置する方法の例です。<video>要素を使用することで、ウェブページに動画を簡単に配置することができます。

複数の形式の音楽や動画を指定する:source要素

HTMLでは、<source>要素を使用して、複数の形式の音楽や動画を指定することができます。これにより、異なるブラウザやデバイスで動画や音楽を再生するために必要な複数の形式を提供することができます。

以下は、<source>要素を使用した音楽ファイルの指定方法の例です。

<audio controls>
  <source src="music.mp3" type="audio/mpeg">
  <source src="music.ogg" type="audio/ogg">
  Your browser does not support the audio element.
</audio>

この例では、<audio>要素に複数の<source>要素を指定しています。<source>要素には、音楽ファイルのパスとタイプを指定することができます。複数の<source>要素を使用することで、ブラウザがサポートしている形式を自動的に選択することができます。最後の<source>要素は、ブラウザが<audio>要素をサポートしていない場合に表示される代替テキストを指定するために使用されます。

同様に、以下は<source>要素を使用した動画ファイルの指定方法の例です。

<video controls>
  <source src="video.mp4" type="video/mp4">
  <source src="video.webm" type="video/webm">
  Your browser does not support the video tag.
</video>

この例では、<video>要素に複数の<source>要素を指定しています。<source>要素には、動画ファイルのパスとタイプを指定することができます。複数の<source>要素を使用することで、ブラウザがサポートしている形式を自動的に選択することができます。最後の<source>要素は、ブラウザが<video>要素をサポートしていない場合に表示される代替テキストを指定するために使用されます。

以上が、<source>要素を使用して複数の形式の音楽や動画を指定する方法の例です。<source>要素を使用することで、異なるブラウザやデバイスで音楽や動画を再生するために必要な複数の形式を提供することができます。

動画内に字幕を表示する方法:track要素

HTMLでは、<track>要素を使用して、動画内に字幕を表示することができます。<track>要素は、<video>要素の子要素として使用され、kind属性を使用して、字幕の種類を指定します。

以下は、<track>要素を使用した動画内に字幕を表示する方法の例です。

<video controls>
  <source src="video.mp4" type="video/mp4">
  <source src="video.webm" type="video/webm">
  <track src="subtitles.vtt" kind="subtitles" srclang="en" label="English">
  Your browser does not support the video tag.
</video>

この例では、<track>要素で字幕ファイルのパスを指定し、kind属性をsubtitlesに設定しています。srclang属性で字幕の言語を指定し、label属性で言語のラベルを指定します。

字幕ファイルには、WebVTT形式(.vttファイル)が使用されます。

<track>要素は、以下のような属性を使用することができます。

  • src属性:字幕ファイルのパスを指定します。
  • kind属性:字幕の種類を指定します。
  • srclang属性:字幕の言語を指定します。
  • label属性:言語のラベルを指定します。

また、<track>要素には、以下のようなタイミング関連の属性もあります。

  • default属性:字幕がデフォルトで表示されるように設定します。
  • src属性:字幕ファイルのパスを指定します。
  • start属性:字幕の表示開始時間を指定します。
  • end属性:字幕の表示終了時間を指定します。

以上が、HTMLで動画内に字幕を表示する方法の例です。<track>要素を使用することで、ウェブページに字幕を追加することができます。

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まとめ

HTMLでの画像、音楽、動画の挿入と表示方法について詳しく解説しました。

  • HTMLでの画像の挿入方法には、<img>要素を使用する方法や、<object>要素を使用する方法があります。
  • 音楽をウェブページに埋め込む場合は、<audio>要素を使用することができます。
  • 動画をウェブページに配置する場合は、<video>要素を使用することができます。
  • 複数の形式の音楽や動画を指定する場合は、<source>要素を使用することができます。
  • 動画内に字幕を表示する場合は、<track>要素を使用することができます。
  • 画像に説明文を設定する場合は、<figure>要素を使用することができます。
  • 動画内に自由にリンクを設定する場合は、<map>要素と<area>要素を使用することができます。

HTMLでの画像や動画の挿入や表示方法について、よくわかりました!

HTMLを使えば、ウェブページに魅力的な画像や動画を表示することができますが、正しい使い方を知らなければ見苦しいページになってしまうかもしれません。

記事で解説された方法を参考に、適切に画像や動画を挿入し、より魅力的なウェブページを作成してみてください。

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