Scss 数学関数のまとめ:四捨五入、切り上げ、切り捨て、絶対値、最大値、最小値、乱数

数値の四捨五入、切り上げ・切り捨て、最大値・最小値の取得など、実用的な内容を紹介します。

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Scssでの算術の方法について知りたいという方は「Sass/SCSS入門講座 3章 変数と演算の基本を理解する」で解説していますのでそちらをご確認下さい。

目次

数値の小数点以下を四捨五入:round関数

小数点以下を四捨五入するには、round()を使用します。

$var1: 1.234;
$var2: 2.345;

.element {
  width: round($var1); // 1
  height: round($var2); // 2
}

数値の小数点以下を切り上げ:ceil関数

小数点以下を切り上げるには、ceil()を使用します。

$var1: 1.234;
$var2: 2.345;

.element {
  width: ceil($var1); // 2
  height: ceil($var2); // 3
}

数値の小数点以下を切り捨て:floor関数

小数点以下を切り捨てるには、floor()を使用します。

$var1: 1.234;
$var2: 2.345;

.element {
  width: floor($var1); // 1
  height: floor($var2); // 2
}

数値の絶対値を取得:abs関数

絶対値を取得するには、abs()を使用します。

$var1: -10;
$var2: 20;

.element {
  width: abs($var1); // 10
  height: abs($var2); // 20
}

数値の最大値を取得:max関数

最大値を取得するには、max()を使用します。

$var1: 10;
$var2: 20;
$var3: 30;

.element {
  width: max($var1, $var2, $var3); // 30
}

指定された数値の中で最小値を返します:min関数

最小値を取得するには、min()を使用します。

$var1: 10;
$var2: 20;
$var3: 30;

.element {
  width: min($var1, $var2, $var3); // 10
}

数値をパーセンテージに変換する:percentage関数

数値をパーセンテージに変換するには、percentage()を使用します。

$var1: 0.25;
$var2: 0.5;

.element {
  width: percentage($var1); // 25%
  height: percentage($var2); // 50%
}

ランダムな数値を取得する:random関数

ランダムな数値を取得するには、random()を使用します。

.element {
  width: random(); // 0 ~ 1のランダムな数値が返される
}

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まとめ

以下は、解説したScssの数値操作関数をまとめた表です。

関数説明
round()指定した桁数で数値を四捨五入します。round(2.345)2.35を返します。
ceil()指定した桁数で数値を切り上げます。ceil(2.345)2.35を返します。
floor()指定した桁数で数値を切り捨てます。floor(2.345)2.34を返します。
abs()数値の絶対値を返します。abs(-10)10を返します。
max()指定された数値の中で最大値を返します。max(10, 20, 30)30を返します。
min()指定された数値の中で最小値を返します。min(10, 20, 30)10を返します。
percentage()数値をパーセンテージに変換します。percentage(0.5)50%を返します。
random()0〜1の範囲でランダムな数値を返します。random()0.1234のような値を返します。
数値操作関数まとめ

これらの関数を活用することで、Scssで数値の操作を効率的かつ正確に行うことができます。

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