数値や日付の書式を指定するにはどうしたらいいですか?
数値や文字の書式をしていするには、ToStringメソッドからカスタム書式を指定することができます。
目次
数値と日付の文字書式を指定する
StringクラスのToStringメソッドを利用することで、数値の書式を指定したり、日付の書式を設定することができます。
ToStringメソッドの引数には、「カスタム書式指定子」又は、「標準書式指定子」を指定します。
文字列.ToString(書式指定子)
数値.ToString(書式指定子)
double num = 100000.55555;
DateTime dt = DateTime.Now;
//数値の書式指定
Debug.WriteLine(num.ToString("C"));
Debug.WriteLine(num.ToString("P"));
Debug.WriteLine(num.ToString("#.#"));
Debug.WriteLine(num.ToString("000.000"));
Debug.WriteLine(num.ToString("0.00%"));
//日付の書式指定
Debug.WriteLine(dt.ToString("yy/MM/dd(ddd) HH:mm:ss"));
Debug.WriteLine(dt.ToString("tt h:m:s"));
Debug.WriteLine(dt.ToString("D"));
Dim num As Double = 100000.55555
Dim dt As DateTime = DateTime.Now
'数値の書式指定
Debug.WriteLine(num.ToString("C"))
Debug.WriteLine(num.ToString("P"))
Debug.WriteLine(num.ToString("#.#"))
Debug.WriteLine(num.ToString("000.000"))
Debug.WriteLine(num.ToString("0.00%"))
'日付の書式指定
Debug.WriteLine(dt.ToString("yy/MM/dd(ddd) HH:mm:ss"))
Debug.WriteLine(dt.ToString("tt h:m:s"))
Debug.WriteLine(dt.ToString("D"))
¥100,001
10,000,055.56%
100000.6
100000.556
10000055.56%
22/12/03(土) 11:28:22
午前 11:28:22
2022年12月3日
書式指定に関しては、このサイトでも解説していますがMicrosoft Learnの解説は以下からも確認できます。
標準の数値書式指定文字列 – .NET
この記事では、.NET で、標準の数値書式指定文字列を使用して、一般的な数値型をテキスト表現に書式設定する方法について説明します。
カスタム数値形式文字列 – .NET
.NET で数値データを書式設定するためのカスタム数値書式設定文字列を作成する方法について説明します。 カスタム数値書式設定文字列には、1 つ以上のカスタム数値指定子が…
標準の日時書式指定文字列 – .NET
.NET で、標準の日時書式指定文字列を使用して、日付と時刻の値のテキスト表現を定義する方法について説明します。
カスタム日時形式文字列 – .NET
カスタム日時書式指定文字列を使用して、DateTime 値または DateTimeOffset 値をテキスト表現に変換したり、日付と時刻の文字列を解析したりする方法について説明します。
数値の主な標準書式指定子
書式指定子 | 説明 | 例 |
---|---|---|
C | 通貨記号と、桁区切り記号が入る | (1000.555).ToString(“C”) → ¥1,001 (1000.555).ToString(“C2”) → ¥1,000.55 |
P | パーセント表示 | (1000.555).ToString(“P”) →100,055.50% (1000.555).ToString(“P3”) →100,055.500% |
数値の主なカスタム書式指定子
書式指定子 | 説明 | 例 |
---|---|---|
0 | 0で埋める | (1000.555).ToString(“00000”) →01001 (1000.555).ToString(“0000.00”) →1000.56 |
# | 対応する数値があれば表示 | (1000.555).ToString(“####”) →1001 (1000.555).ToString(“#.###”) →1000.555 |
. | 小数点の位置を決める | (1000.555).ToString(“0.00”) →1000.56 |
, | 桁区切り記号が入る | (1000.555).ToString(“0,#”) →1,001 |
% | 数値に100が累乗されて%記号がつく | (1000.555).ToString(“0.00%”) →100055.50% |
日付の主な標準書式指定子
書式指定子 | 説明 | 例 |
---|---|---|
d | 短い日付 | dt.ToString(“d”) →2022/12/03 |
D | 長い日付 | dt.ToString(“D”) →2022年12月3日 |
t | 短い時刻表示 | dt.ToString(“t”) →12:08 |
T | 長い時刻表示 | dt.ToString(“T”) →12:08:28 |
g | 日付と短い時刻 | dt.ToString(“g”) →2022/12/03 12:09 |
G | 日付と長い時刻 | dt.ToString(“G”) →2022/12/03 12:09:38 |
日付の主なカスタム書式指定子
書式指定子 | 説明 | 例 |
---|---|---|
gg | 西暦 | dt.ToString(“gg”) →西暦 |
yy yyyy | 年2桁 年4桁 | dt.ToString(“yy”) →22 dt.ToString(“yyyy”) →2022 |
M MM MMMM | 月日 月2桁 1月~12月 | dt.ToString(“%M”) →8 dt.ToString(“MM”) →08 dt.ToString(“MMMM”) →8月 |
ddd dddd | 曜日の省略名 曜日の完全名 | dt.ToString(“ddd”) →土 dt.ToString(“dddd”) →土曜日 |
h hh | 12時間形式の時間1桁 12時間形式の時間2桁 | dt.ToString(“%h”) →6 dt.ToString(“hh”) →06 |
H HH | 24時間形式の時間1桁 24時間形式の時間2桁 | dt.ToString(“%H”) →6 dt.ToString(“HH”) →06 |
m mm | 分1桁 分2桁 | dt.ToString(“%m”) →4 dt.ToString(“mm”) →04 |
s ss | 秒1桁 秒2桁 | dt.ToString(“%s”) →2 dt.ToString(“ss”) →02 |
f F | 1/10秒 ゼロ意外の1/10秒 | dt.ToString(“%f”) →0 dt.ToString(“%F”) →空白 |
tt | 午前または午後 | dt.ToString(“tt”) →午後 |
% | カスタム書式指定子を1文字で使うときに戦闘に記述 | dt.ToString(“%M”) →8 dt.ToString(“M”) →12月3日 ※標準書式のM |
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