C#入門講座 演算や比較演算子をマスターする 4章

この章では、演算や比較演算子といった算術や比較の記述方法について学びます。

演算子は、変数や定数、オブジェクトなどに対して演算を行うための記号です。

この章では、演算方法や比較方法について解説します。

「C#基礎講座」の4章です。この講座の詳細については以下から確認できます。

全てのサンプルプログラムのダウンロードは0章でダウンロードできます。

目次

演算子とは

 演算子とは、二つのオペランド(演算子の左側と右側にある値)を受け取り計算を行うものです。
C#には、基本的な四則演算や剰余演算、代入演算子などがあります。

 演算子には、基本的な四則演算や剰余演算、代入演算子などがあります。二つのオペランド(演算子の左側と右側にある値)を受け取り、計算を行います

例えば、「+」演算子は、左側と右側のオペランドを加算した結果を返します。

 比較演算子には、大小を比較する「>」や「<」、等しいかを比較する「==」、異なるかを比較する「!=」などがあります。比較演算子の結果は、常に真偽値(trueかfalse)で返されます。

数値の演算の記述方法

数値の演算は、算術演算子を使用して記述します。

基本的な算術演算子は以下のようになります。

演算子説明
+加算3 + 5 = 8
減算8 – 5 = 3
*乗算3 * 5 = 15
/除算15 / 5 = 3
%剰余15 % 5 = 0
主な算術演算子

以下は、算術演算子を使用するサンプルプログラムです。

int x = 5;
int y = 3;
int result1 = x + y; // 8
int result2 = x - y; // 2
int result3 = x * y; // 15
int result4 = x / y; // 1
int result5 = x % y; // 2

比較演算子について

 比較演算子を使用することで、大小や等しいか、異なるかを比較することができます。比較演算子の結果は、常に真偽値(trueかfalse)で返されます。後の章で紹介する制御構文のIF文を使った分岐でよく利用されます。

比較演算子は以下のようになります。

演算子説明
>左側のオペランドが右側より大きいかを比較3 > 5 = false
<左側のオペランドが右側より小さいかを比較5 < 3 = false
>=左側のオペランドが右側以上かを比較3 >= 3 = true
<=左側のオペランドが右側以下かを比較3 <= 3 = true
==左側のオペランドが右側と等しいかを比較3 == 3 = true
!=左側のオペランドが右側と異なるかを比較3 != 5 = true
主な比較演算子

以下は、比較演算子を使用するサンプルプログラムです。

int a = 3;
int b = 5;
bool c = a > b;  // cにfalseが代入される
bool d = a < b;  // dにtrueが代入される
bool e = a >= b; // eにfalseが代入される
bool f = a <= b; // fにtrueが代入される
bool g = a == b; // gにfalseが代入される
bool h = a != b; // hにtrueが代入される

表でまとめられた演算子の種類や使い方とサンプルプログラムを確認することで、すぐに使い方を覚えられそうです!

サンプルプログラムを実際に打って、演算や比較演算子の結果を確認することで、より理解を深めることができます。

解いてみよう!演算子クイズ

以下のクイズを解いてみましょう!

xとyがどちらも5の場合、x == yの結果は?

  1. true
  2. false
  3. エラー
解答

答え: 1. true

xが5, yが3の場合、x > yの結果は?

  1. true
  2. false
  3. エラー
解答

答え: 1. true

xが5, yが3の場合、x % yの結果は?

  1. 2
  2. 1
  3. 5
解答

答え: 1. 2

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この章のまとめ

「演算や比較演算子について」以下にまとめます。

  • 演算子は二つのオペランドを受け取り、計算を行うもの
  • 基本的な演算子を利用すると四則演算、剰余演算、代入演算子などが行うことができる。
  • 比較演算子を利用すると、大小や等しいか、異なるかを比較することができる。結果は真偽値で返される。

演算や比較演算子を使用する際には、型が同じであることを確認しましょう。型が異なると、エラーが発生することがあります。

チャプター

次章では、「文字操作をマスターする」について学びます。

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