Excel VBAで表の行挿入を自動化！表の縦列にある日付が変わるごとに行を自動的に挿入する方法

この記事では、Excel VBAを使用して、表の縦列にある日付が変わるごとに行を自動的に挿入する方法を解説します。

Excelの表で、縦列にある日付が変わるたびに新しい行を自動で挿入したいんですけど、どうすればいいですか？

Excel VBAを使った簡単なプログラムで実現できますよ。For Nextループ、Rowsプロパティ、Insertメソッドを活用するんです。

行挿入のサンプルプログラム

以下は、Excel VBAを使用して表の縦列にある日付が変わるごとに行を挿入するためのサンプルプログラムの解説です：

Sub InsertRowsOnDateChange()
    Dim i As Long
    For i = Range("A1").End(xlDown).Row To 2 Step -1
        If Cells(i, 1).Value <> Cells(i - 1, 1).Value Then
            Rows(i).Insert Shift:=xlDown, CopyOrigin:=xlFormatFromLeftOrAbove
        End If
    Next i
End Sub

このプログラムは、Excelの表において日付が変更される箇所ごとに自動で新しい行を挿入するものです。各部分の役割は以下の通りです：

マクロの定義:
- Sub InsertRowsOnDateChange() は、このマクロ（小プログラム）の開始を宣言しています。End Subはその終了を意味します。
変数の宣言:
- Dim i As Long は、ループカウンタとして使用される変数 i を宣言しています。Long は大きな整数値を保持できるデータ型です。
ループの開始:
- For i = Range("A1").End(xlDown).Row To 2 Step -1 は、表の最下行から上に向かってループを開始することを指示しています。Range("A1").End(xlDown).Row は、A列で最初に見つかる空白セルの直上の行番号を取得します。Step -1 はループを逆順に実行することを意味します。
条件判定と行挿入:
- If Cells(i, 1).Value <> Cells(i - 1, 1).Value Then は、現在の行の日付と直上の行の日付が異なる場合に真となる条件です。
- この条件が満たされた場合、Rows(i).Insert Shift:=xlDown, CopyOrigin:=xlFormatFromLeftOrAbove コマンドにより新しい行が挿入されます。
ループの継続:
- Next i は、ループを次の行に進めることを指示します。