Excel VBA：指定フォルダ内の全Excelファイルからシートを統合する方法

この記事では、指定されたフォルダ内の全Excelブックからシートを1つのブックに効率的にコピーする方法をExcel VBAを使って簡単に説明します。

指定フォルダ内の各ブックのシートを1つのブックにまとめたいんですが、どうしたらいいですか？

Excel VBAを使用して、その作業を自動化する方法がありますよ。

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サンプルプログラムの紹介と解説

このサンプルプログラムは、指定されたフォルダ内にある全てのExcelブックからシートを選択し、それらを新しいExcelブックにコピーするためのものです。

ここでは、基本的な操作から始め、Excel VBAでのファイル操作の基礎を学びます。

Sub シートを統合する()
    Dim ws As Worksheet
    Dim wbNew As Workbook
    Set wbNew = Workbooks.Add
    
    Dim folderPath As String
    folderPath = "ここにフォルダのパスを入力" ' 指定フォルダのパス
    Dim fileName As String
    fileName = Dir(folderPath & "\*.xlsx", vbNormal)
    
    While fileName <> ""
        Dim wbOpen As Workbook
        Set wbOpen = Workbooks.Open(folderPath & "\" & fileName)
        
        For Each ws In wbOpen.Sheets
            ws.Copy After:=wbNew.Sheets(wbNew.Sheets.Count)
        Next ws
        
        wbOpen.Close False
        fileName = Dir()
    Wend
    
    wbNew.SaveAs folderPath & "\統合されたワークブック.xlsx"
    MsgBox "全てのシートが新しいワークブックにコピーされました。"
End Sub

解説:

Dimキーワードは、変数の宣言に使用されます。ここではws（ワークシート用）、wbNew（新しいワークブック用）、folderPath（フォルダパス用）、fileName（ファイル名用）という変数を宣言しています。
folderPathには、シートを統合したいExcelファイルが保存されているフォルダのパスを指定します。
Dir関数は、指定されたパスのファイル名を取得します。ここでは*.xlsxを使って、全てのExcelファイル（.xlsx形式）を指定しています。
Whileループを使って、フォルダ内の全てのファイルを順番に開き（Workbooks.Open）、その各シートを新しいワークブック（wbNew）にコピーします（ws.Copy）。
wbOpen.Close Falseは開いたファイルを保存せずに閉じるために使用されます。
最後に、wbNew.SaveAsで新しいワークブックを指定したパスに保存し、MsgBoxで作業の完了を通知します。