チャプター5では、Sassで使用されるファイルの分割やインポートについて学びます。
「CSSを効率的に書く!Sassの入門講座」の第5章です。この講座については以下から確認できます。
ファイルの分割、パーシャルについて
Sassでは、複数のSassファイルを組み合わせることで、より複雑なスタイルシートを作成することができます。
これを実現するために、「パーシャル」と呼ばれる小さなSassファイルを作成することができます。
パーシャルは、_
で始まる名前を持つSassファイルです。
例えば、「_variables.scss」や「_mixins.scss」などです。これらのSassファイルは、@use
を使用してインポートすることができます。
以下のように記述することで、「_variables.scss」というSassファイルをインポートすることができます。
@use "variables" as *;
CSSのインポートとSassのインポートの違い
Sassでは、@use
を使用することで、Sassファイルのみをインポートすることができます。一方で、CSSでは、@import
を使用することで、CSSのみをインポートすることができます。
Sassでは、@use
を使用することで、@import
と同様の機能を実現することができます。しかし、@import
を使用することでも、CSSをインポートすることができます。
このため、Sassでは@import
を使用することは推奨されません。
Sassでファイルをインポートする際には、@use
を使用するようにしましょう。
やってみよう!1つのScssファイルを2つのファイルに分割してみよう
教材のChapter05のquestionのフォルダ内の「style.scss」を2つのファイル「style.scss」と「_variables.scss」に分けて、分けた「style.scss」から「_variables.scss」を読み込んでみましょう。
「_variables.scss」には、カラーとフォントの変数のみを分けて記述しましょう。
$primary-color: #ff0000;
$secondary-color: #00ff00;
$tertiary-color: #0000ff;
$font-stack: Arial, sans-serif;
body {
font-family: $font-stack;
}
.parent {
color: $primary-color;
}
.child {
color: $secondary-color;
}
.grandchild {
color: $tertiary-color;
}
chapter05の解答
以下が「style.scss」を2つのファイルに分けた場合の解答になります。
@use 'variables' as *;
body {
font-family: $font-stack;
}
.parent {
color: $primary-color;
}
.child {
color: $secondary-color;
}
.grandchild {
color: $tertiary-color;
}
$primary-color: #ff0000;
$secondary-color: #00ff00;
$tertiary-color: #0000ff;
$font-stack: Arial, sans-serif;
SCSSでカラーやフォントを別ファイルに記述して読み込むことにより、以下のようなメリットがあります。
- スタイルをより効率的に管理できる
- コードの再利用ができる
- チーム開発がしやすい
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チャプター5 「ファイルの分割とインポートを理解する」のまとめ
チャプター5では、Sassでのファイルの分割とインポートについて学びました。
@use
を使用することで、別のSassファイルをインポートすることができる。- 「ネストインポート」という機能を使用することで、セレクタ内でのみ使用される変数を定義することができる。
@import
を使用することは推奨されていないので、@use
を使用する。
ファイルを分割することで、コードをより管理しやすくすることができます。
チャプター
次章では、Sassの基本の「制御構文を理解する」学びます。
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