C# や VB.NET を使用して Windows フォームアプリケーションを作成する場合、フォームのサイズを固定することが必要な場合があります。この記事ではフォームのサイズ変更ができないようにする方法について解説します。

フォームのサイズを変更されないようにすることはできますか。



FormBorderStyleプロパティをfixedtoolwindowに設定することで、サイズの変更を禁止させることができます。
目次
ウィンドウのサイズを変更できないようにする


ウィンドウのサイズを変更できないようにするには、FormBorderStyleプロパティを使用します。


プロパティの設定値と効果は以下のようになります。「サイズを変更できない」となっているものが変更できなくすることのできる項目になります。
項目 | 効果 |
---|---|
None | なし |
Fixed3D | サイズを変更できない立体境界線 |
FixedDialog | サイズを変更できないダイアログスタイルの境界線 |
FixedSingle | サイズを変更できない一重線の境界線 |
FixedToolWindow | サイズを変更できないツールウィンドウスタイルの境界線 |
Sizable | サイズを変更可能な境界線(規定値) |
SizableToolWindow | サイズを変更できるツールウィンドウスタイルの境界線 |
FixedToolWindowを選択すると、最大化もできなくなります。





フォームのサイズ変更を禁止することができました。



サイズを変更することで体裁が崩れてしまうフォームもありますので、必要に応じて設定するようにしましょう。
MaximizeBoxやMnimizBoxプロパティを設定する
Windows フォームアプリケーションを作成する場合、フォームのサイズを固定することが必要な場合があります。
以下の手順に従って、フォームのサイズを変更できないようにすることができます。
- フォームを開きます。
- プロパティウィンドウを開きます。
- FormBorderStyle プロパティを None に設定します。
- ControlBox プロパティを False に設定します。
- MaximizeBox プロパティを False に設定します。
- MinimizeBox プロパティを False に設定します。
- フォームのサイズを必要なサイズに設定します。
- フォームを保存します。
これで、ユーザーはフォームのサイズを変更することができず、最大化または最小化することもできなくなります。
まとめ
アプリケーションによっては、最大化やフォームのサイズ変更を行うことで使いづらくなってしまうようなアプリケーションもあります。そういったアプリケーションの場合は予め変更ができないようにすることでアプリケーションが使いやすくなります。
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